みうみんのラノベ(深読み)屋さん

基本的に読んだラノベについて感想などを記録の意味も込めて書こうかなと。深読みもする。

『千歳くんはラムネ瓶のなか』5巻と他の巻から読み解く。それと6巻で回収されそうなこと。その1

なにかが変わるのが怖いか?

覚悟はあるかい?

 

 

 

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

今回もこちら、

 

千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2019/06/18
  • メディア: Kindle
 

 

 

 


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千歳くんはラムネ瓶のなか 5 - ライトノベル(ラノベ) 裕夢/raemz(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

『千歳くんはラムネ瓶のなか』についてです!!

 

 

 

 5巻の流れというか最後「???」ってなった方いません? 私はなりましたよ。優空ちゃん? ここ? って。冴えたシチュエーションじゃなくね? って。そんな朔のツッコミがあるといいな。

 

 というか話が進んだようで進んでないんじゃね? って。たしかになにかは変わったんだけど、変わってないものがあると思うんですよ。夕湖の言葉(気持ち)を受け取ったから。あの時目をそらしたのは誰か、先に手を離したのは誰か。あの時背中を押した夕湖私は大好きですけどね。

 ここは私の解釈間違ってるかもですが。もう曲げねェ。まっすぐ自分の言葉は曲げねェ。

 

 友達とつるんで毎日バカやって、━━━(途中省略)━━━浴衣で夏祭りに行って花火を見ていつしか手と手が触れ合ったふたりは人気のない神社で初めてのっ…… (1巻 p.18)

 

 これは回収されるか微妙だけど来たらヤバい。

 

「本当に関わりたくないなら、何を語りかけようが、イヤホンでもヘッドホンでもして聞こえないふりをしてればいい。」 (1巻 p.118)

 

 

 この文は最後の朔と優空みたいな雰囲気がある。

 

 

「普通にくじ引きでいいんじゃない?」

「……おいおい優空、この流れでまともなこと言わないでくれないか?」(1巻 p.48)

 

5巻の流れ思い出しません?

朔の真似ともとれる。

 

 

 1巻 p.66〜の明日姉とのカヤックの話も多少は5巻にかかってるのでは?とも思いました。

 p.111も5巻がよぎる。p.98 99の優空の呼び方がころころ変わるのも面白い。

 

 

「……優空ちゃん。あなたのサックスは、凛々しく美しい音色を誰かの心に響かせるための道具なのよ。」 (p.97)

 

 

 こっから感じるのは5巻やっぱ違うなと。受け取り方次第なんでしょうけどなんか違ったんだよなぁ。

 

 p.117 118のところは窓というガラスを割る、そしたらもうドアから出るしかない。あのSSのタイトル。窓の外には作りものめいたものがあるけど、家の外には青春と呼べるものがあるらしいと。

 朔の真似をしているのならば次は優空が朔をっても思うし、健太が来ても熱い。

 

 

「超シンプルに説明すると、とりあえず『なんで?』と『俺は』、あるいは『俺も』を繰り返せ」(p.125 126)

 コミュニケーションの本質の話のところ。5巻の最後の優空と朔は言葉のキャッチボールしてたか? ってなりました。

 

 

〝自分が描きたい物語の責任は自分でもて〟

 

1巻で朔が健太に言った言葉。

5巻を読んだからこそこの言葉が刺さるんだけど気のせいかなぁ。

 

 

「その眼鏡もすっかり違和感なくなって、よく似合ってるぞ」(P.354)
 

「美点だと思ったところは素直に伝えるタイプなんだよ」(P.354)
 

「隣を歩いてる女の子が『私なんかに価値はない』みたいこと言い出したら、そんなことないよって言ってあげたくないか?」(P.354)
 

 

 

 この最後の方の山崎健太と千歳朔のやりとり、そういえば内田優空は前は眼鏡だったなと思ったら……あらまぁ繋がってるではありませんか。優空が眼鏡外して「合ってる(こっちのほうがいい)」もしくは、「この眼鏡の方がいい」的なことを言ったのかな?と。けっこう健太の先に優空を見ちゃうんですよね。で、このやりとりが対照的だなぁと思ったのでした。それと、隣っていえば思いつく人はやっぱり彼女。

 

 

っていうのを前にブログで書いたのですが、いまでもこれは優空くるんじゃないか? って思います。

 

 

5巻 p.112や2巻でも出てきた身内はお盆時期なので朔に会いに来るのでは?会いに来なくても家族関係はありそう。

p.84で優空は親御さんが忙しく働いているから、家事の多くは自分でやっている。朔は一人暮らし。やらなきゃいけないって状況が似ている。家族関係で何かがあるのも似ている。そして、ふたりで買い出しとかするのはお互いに都合がいいから。

 前にも思ったけどここらへんからも、内田優空の空=空っぽなのかな?って。満たし合い。まぁ予想ですけど。いまのところ恋愛感情ってアレじゃない気がする。

 

 

 2巻のプロローグの最後のその言葉であってほしいの文。夕湖も当てはまってる感じするんですよね。

 p.145も5巻と被るところあるし。

 

俺だって恋愛の正解なんてわからんが、まず相手を知り、自分を知ってもらう。好きになってもらえるよう努力する。ちゃんと気持ちを伝える。この三ステップは不変だろう?(p.214)

 

これ。夕湖してるんじゃないか?と。ひとめ惚れだったかもだけどもう十分じゃないだろうか。

 

私は自分がトクベツじゃないことをちゃんと知ってるから、一歩リード!(p.226

 

悠月も5巻でちゃんと気づいている。けど、夕湖はちゃんと気持ちを伝えたから一歩リード?

 

「代わりに朔くんが傷ついていい理由にはならない」

「もしも、本当にそれしか手がないときは、話してよ」(p.133)

 

 今回も当てはまるのかなー? って思ったり。

 

 

あとは、夕湖と優空の〝あの日〟ですよね。

 

 

 今回はこんな感じですかね。また何かあれば第二弾で!!