『ただ制服を着てるだけ 2』 感想とは違うような何か。
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【最新刊】ただ制服を着てるだけ2 - ライトノベル(ラノベ) 神田暁一郎/40原(GA文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『ただ制服を着てるだけ』の2巻です!
あらすじ
制服はニセモノでも、この気持ちだけは――ホンモノだよ
「私、あなたの『彼女』ですよ? ちゃんと『彼氏』らしく、優しくエスコートしてよね?」
同居生活を送る社畜・広巳とニセモノJK明莉。ヒミツの関係は広巳の店の従業員、舞香にバレてしまう。
「……え? マジに付き合ってないんですか? キモ~い!」
バレても構わない明莉と職場の人間関係的に困る広巳、そんな中、明莉の職場の店長にもバレてしまう。
「あゆみ、直引きしてるだろ?」
店長の疑いを晴らすため二人は恋人関係を演じることに!? そんな日常の中、明莉の過去を知る人物が現れ、トラブルが起きてしまう――。
いびつな二人の心温まる同居ラブストーリー第2弾!
今回は★はつけません。つけたくない(自分の問題)。
感想?も述べつつなんか感じたこととか書きます。
やはりこの作品の中に登場する人物たちは関係だったり、生い立ちだったり、今の生き方、在り方だったり……どこか歪さがある。それは主要人物の二人以外でも描かれている。傍から見たら歪なものかもしれないけど、否定だけはしたくない。だって、自分だから。乗り越えたなんて大それたことじゃないとは思う。けど、歪さの中にあるほんの少しの光がどうしてこんなにもあたたかいんだろう。ひとつひとつの変化が愛おしいんだろう。
気付かないだけで、出会ってないだけで自分にとっての何かがあるのだと思うことは、願うことは、弱い(ダメ)ですか?
歳を語るほど生きてはいないけれど、「あぁ……」っていう節目節目に出会うもの。人だったり音楽だったり、景色だったり何でも……。
自分の中で今大きいのは、ライトノベルだ。
変わりたいとか、前向かないとなって思ってもすぐに動き出せるわけでもなく日々をすごしていた。逃げてきた。歳を重ねる毎に責任という言葉が胸をつく。でも、踏み出す理由をくれたのが今考えてもライトノベルだった。今そんなに凄いやつになったのかっていうと全くもってそうではない。けど、周りからも「変わったね」なんて言われる機会が増えたし、自分でも本当に少しだけそう思うことができるようになった。
だから、今はそれでいいって思う。
この出会いに最大級の感謝を。
昨日の自分より今日の自分が少しだけ優しくあれますように。少しだけ前を向いていられますように。
一読者の戯言でした。