『変人のサラダボウル』 感想
狂騒曲が幕を開けた。
今回はこちら
変人のサラダボウル - ライトノベル(ラノベ) 平坂読/カントク(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『変人のサラダボウル』です!!
平坂読×カントク 最強タッグが帰ってきた!! もう待ってました!! マジで好き!! これのためだけに今月頑張ってたとこあるうんそう絶対。
この御二方がラノベ沼にハマらせてくれた原点なんですよね。だからね熱くならないわけがないんですよ。
……と、自分の話はこのへんにして。
あらすじ
異界の麒麟児、混迷の時代に笑顔をお届け!
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。
なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。
一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。
平坂読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、堂々登場!
★=1、☆=0.5
ストーリー
★★★★
キャラ
★★★★
自分的面白さ
★★★☆
好き度
★★★★
まとめ的な感想
冴えない探偵に異世界の皇女、ホームレス騎士、 ロリータ弁護士、セクキャバ嬢、宗教家などこの街にはいろんな人がいる。でも、解りあったり反発し合うことがあっても、混ざり合うことはない。お互いにお互いの自分だけの物語を進んでいく。
パッとしない街を舞台に変わり者たちが繰り広げる群像喜劇。
「この物語に出てくる人物たちがそこまで変人じゃない」って思った方々もいておもしろいなーって。漫画やラノベ、アニメなどを日々摂取してる私達からしたらそこまで度が過ぎている人物は確かにいない。けど、見る角度を少し変えただけでちょっと変に見えてくる。気づいたら平坂ワールドが展開されていて、さも一人ひとりがいまを生きているように見えてくる。一人ひとりが抱く感想を理解することはできても自分とはごちゃ混ぜにはできない。そんなところにまでこの物語が響いているのかも……しれない。なんてことを思ってみたのでしたまる
ほんとにさー、バランス感覚がエグくない? 変人たちに寄り添って、あったけーなぁって、クスって笑ちゃう場面が来たかと思ったら現実を見せられる。でも急だったり遅かったりもしない。
こういうの読むとスゲ〜とかおもしれぇ~の前にワクワクするんだよね。ワクワクが止まらないの。それってすごいことだと思いませんか? そういう作品ってなかなか出会えるものじゃないじゃないですか。だからこそこの出会いを大切にしたい。
まだ読んでないよ! 平坂読先生の作品読んだことない! って方は是非読んでみてください。後悔はさせない!!
ワクワクが止まらない