『氷の令嬢の溶かし方』感想
いつか雪が解けるように、彼女の心も溶かせたなら
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氷の令嬢の溶かし方 : 1 - ライトノベル(ラノベ) 高峰翔/加川壱互(モンスター文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『氷の令嬢の溶かし方』です!
これはもう……イラスト買いです笑
読み始めて最初に思ったのは、「三人称視点なの!?」ってこと。最近のラブコメ一人称視点が多いので驚きました普通に。読み終わってすぐに思ったのは「書きたいものと読みたいものは違う」ってことです。私が書きたいと思ったものに近しいものを感じるんですけど、実際に読者として読んでみると何か違うんです。別につまらないわけではない。どちらかと言うといい。たぶん主人公に対しての同族嫌悪がある。めちゃくちゃ嫌いってわけではないけど。
この作品で一番好きな人物は誰かと問われたら火神透子さんと答えます。
と、私の話はこのへんにして。
ただの隣人(他人)から友達になるまでの過程をゆっくりと丁寧に書かれていたと思います。ここは好きです。
1番良かったのは、
「……俺、何か冬華にあげたか?」
「ええ、それはもう沢山」(P.284 L1~2)
このやりとり。これまでの流れからのこれはズルい。でもひとつ欲を言うと、もう少し後でこの展開読みたかったかも……って。でも、友達としてというか区切りとしてはよかったな。あとは15話の最後の文も好き。
朝陽の友人バカップルも物語のなかでいい感じに働いてたように思います。あの二人の関係とこの二人が対比的でより引き立たせていた気がします。
ということで短いですが終わります。
2巻も買います。