貘━獣の夢と眠り姫━ 感想
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貘 ―獣の夢と眠り姫― - ライトノベル(ラノベ) 長月 東葭/東西(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
夢が共有され、その中でも生活できる夢信空間が発展した世界。その夢の中に入り、悪夢を排除するチーム『貘』の主人公・トウヤとそのメンバーの物語。
良くも悪も王道。私的には好みの展開だったので満足でした。レンカさんがどタイプだったのでそれだけで満点!! 笑 やっぱ年上の仕事できる女上司は最高だぜ!!
貘って、良い夢を食べて絶望に追いやったり、悪夢を見せたりすることが多い。
けど、伝承としては「悪夢を見た後に貘にあげます」って唱えると同じ悪夢を二度とみなくなるって云われてるらしいんですよね
こういうとこも意識すると面白いなぁって私はなりました。
最初を乗り越えればスっと物語に入り込める内容だったので是非皆さんも読んでみてください!!
『負けヒロインが多すぎる!』感想
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負けヒロインが多すぎる! - ライトノベル(ラノベ) 雨森たきび/いみぎむる(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『負けヒロインが多すぎる!』です!!
読みました! めちゃくちゃ会話のテンポがよくて文章もスラスラ頭に入ってきてスムーズに読めました。独特のこの作品にしかない雰囲気があってよかった。
だけど、自分が思っている〝負けヒロイン〟とは違ったというか(違ってもないんだけど)……出てくるヒロインが主人公以外の男の人を好きで振られるっていう展開。これはまぁいいんだけど私の中での負けヒロインの良さってその人との過程とかそのヒロインの想いとかを見て知ってしまって「あぁ……もう!!」ってなる、応援したくなるいい意味でも悪い意味でも感情移入させてくれるところにあると勝手に思ってるんです(なんか伝われ!)が、この作品基本的に明るいので重さと軽さのバランスが保ててない感じが少ししたんですよね。ちょっと軽い感じになってると私は感じてしまいました。登場人物多くてメインの方々を生かしきれていない感がしなくもないなとも。
あとは、明確な「コレ!」っていうものがないからそこも今後に期待したい。
と、書きましたけども読みやすくて次が気になるのは間違いないんですよね。一巻の結末からどうなるのか、これからが楽しみな作品だと思いました!!
以上! よければまだ読んでないという方は是非御一読を!!
またお会いしましょう!!
『門番少女と雨宿りの日常』感想
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門番少女と雨宿りの日常 - ライトノベル(ラノベ) 寿司サンダー/姐川(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
思ってたものとはだいぶ違ったけど(文体とか)、面白かった。上手い。
文章、ノリがキツイなってとこもあったけど、まぁ読み終えられるくらいの力を持ってるこの作品。
屋上前っていう視点がいい。
居場所、安全な場所、聖域。
雨上がりの瞬間に見つけたものは━━ 。
色んな人たちのおかげで、自分たちはこの場に立っている。逃げずに耐えれば、『逃げた』以外の結果が生まれる。案外なんでもそんなもんだったりする。やっぱり彼は私と違うと拒絶してみても結局そんなことなかったりする。そういうのでいいんじゃないだろうか。そういうのでいい。そう思う。
面白かったので良ければ皆さんもリンク貼ってあるので読んでみてください!!
『君は初恋の人、の娘』感想
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君は初恋の人、の娘 - ライトノベル(ラノベ) 機村械人/いちかわはる(GA文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『君は初恋の人、の娘』です!!
率直な感想。
読みやすかった。前作よりもはるかに読みやすいなってすぐに感じた。亡き初恋相手の人の娘との許されない〝二度目〟の初恋。
〝純愛〟と〝背徳感〟のバランスが正直言うと中途半端な印象を受けた。どちらかと言うと〝背徳感〟の方が足りない。気まずい雰囲気を感じたい。一層のことそっちに重きをもっと置いた方がよいのでは? と。今のところ純愛と言うには邪心だらけなように思う。誰に対しての愛だ?
と、いろいろ思ったものの2巻からどうなるのか気になるので買おうとは思う。
年の差とか禁断のとか好きな方は読んでみてはいかがでしょう?
またお会いしましょう!!
『楽園殺し ~鏡のなかの少女~』感想
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楽園殺し ~鏡の中の少女~ - ライトノベル(ラノベ) 呂暇郁夫/ろるあ(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -
『楽園殺し』です!!
いやー、待望の呂暇郁夫先生の最新作!! でも前作『リベンジャーズ・ハイ』(※以降、ジャズハイ)の続編ですよこれは。ジャズハイ読んでなくても十分楽しめる内容でしたし、呂暇先生が仰っていた通り読みやすかった。ジャズハイ読んだからこそニヤケてしまう場面、苦しくなる場面があって最高だった。
お互いの 〝正義〟、〝価値観〟、〝守りたいもの〟が伝わってくるからこそ味方にも敵にも魅力を感じてしまう。ジャズハイの時も「あっ!」って驚いた部分があったんだけど、今回も「なるほど」ってなった。互いが互いを知って、想っているからこそ変に絡まってしまう。そんな様が読者としての私もその物語に引き摺り込んでくれるかのようだった。まだ活躍を見れていないキャラがいるのでその人たちがどう動くのか、どういう展開になるのか楽しみ!
普段アクション系とかファンタジー系読まない私でも自信を持ってオススメできる作品です!!
2巻も9月に発売予定のようなので、まだ読んでないという方は是非御一読を!!
それではまたお会いしましょう!!
『千歳くんはラムネ瓶のなか 6』 ページ数から深読みしてみた。
夏影 それは 夏の光
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『千歳くんはラムネ瓶のなか』6巻のあらすじなどが公開されました!!
キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!
あらすじ、SS読んだ方ならついに来るのかって感じですよね。前半を締めくくる巻になるという6巻どうなるんでしょうか?
と、あらすじについて語るのもいいのですが今回はページ数について「マジ?」ってなったこと書きます!!
6巻のページ数は「616」ページ。
「616」
この数字が意味するところは……
〝エンジェルナンバー〟
です。
私たちは毎日数字を無意識に見て、そこから何かしらを感じています。自分が創りだした世界に、自分で現した数字。よく見る数字は自分の潜在意識からのメッセージととらえることもできるとか?もしくは、自分をいつも見守ってくれている天使からのメッセージとして、エンジェルナンバーとも言われているらしいです。
エンジェルナンバー6のメッセージと数秘術の6|数字の意味 | Timeless Edition
こちらのリンクから数字の持つ意味を知ると「はっ!」とチラムネを読んでる皆さんなら何かを感じていただけるのではないでしょうか? 自分だけですか? 自分がおかしいのか??
【616】のエンジェルナンバーの意味|ポジティブに変わったあなたに奇跡が訪れる
「616」の恋愛的な意味は
ポジティブな思考を保っていれば、奇跡のような展開が訪れます。
です。 皆さん他にもいろいろあるので調べてみてください!!
Yuko Hiiragi Angels
唐突に、1巻で柊夕湖が提案したチームの名前。「Angel」ってついてるんですよ。偶然?? しかも複数形なんですよね。彼女たちがキューピッドなの?? あのメンバー以外の彼女はじゃあ何? ってもなりますねえ……
先日の担当編集岩浅さんのツイートもあの名作の話で関係あるようなないような……臭いがする。(翼人だけど)
裕夢先生のアレに関する見解ってやらも関係あるんですかね?? ないか…
怖いですよマジで。 呼吸忘れそう。
という感じでチラムネ深読み勢のどうしようもないことをつらつら書き連ねましたけども、たぶん諸々の都合でそんなことはないのかもしれないけど、あまりにもエンジェルナンバーがキてしまったよっていうお話でした!!
楽しみだなぁ!!!
夏はまだ、終わらない。
『カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています 4』感想
桜の匂いは、もうしない。
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『カノうわ』4巻です!
いやー、最新巻まで読んじゃいましたよ。もうね、見てらんない。もう見たくない、でも見届けずにはいられないんだよなぁ……
もう心グチャグチャにされました。グサグサ刺さってやばいです。今巻も面白かったので良ければ皆さんリンク貼っとくのでチェックしてみてください!
今回は対照的だった気がする。とあるふたりの描写が。
例えば、p.178
桜が散り始めて葉桜となっていく雰囲気。満開の時には来れなかった。なにか理由つけてないとダメだった。春にしては肌寒い風が吹いた。思考は堂々巡りする、まるで観覧車みたいに。
P.315
日が落ち始める。眩しい笑顔。春疾風が、心の熱を空に攫う(夕陽みたい)。そして観覧車は、廻り続ける。彼の心のなかみたいに。
第10話。雨が降った。彼に迷惑をかけるなら〝自分〟を捨てると言った美濃彩華。変わった。でも、変わってなかった、自分本位の思考回路が残っていた。また彼に迷惑をかけていた。彼は次失敗したら放っておいてという彼女を完璧に助けると言った。〝友達〟だから。
美濃彩華が笑いと涙を見せた相手が彼女だなんて。あぁもう……。
P.333
雪豹は絶滅危惧種だ。しかも過酷な土地に生息している。家畜を餌とすることが多く〝敵〟として見なされてしまうことが多くあるらしい。最近の気候変動などが要因で生態系が崩れ悪循環。生態系の頂点、捕食者の雪豹を保全することが世界の重要な生態系を守ることにも少なからず繋がっているという。(戯言)
真由がいる。観覧車が下から上に上がるように一段ずつ階段を上がっていく。手には雪豹のキーホールダーをつけた鍵。それがその扉の〝鍵〟だ。
背中に浴びる夕陽。あの時の熱は未だ消えない。
雨が降る日はやってくるのだろうか?
真由を連れて一歩踏み出した。
桜の匂いは、もうしない。