みうみんのラノベ(深読み)屋さん

基本的に読んだラノベについて感想などを記録の意味も込めて書こうかなと。深読みもする。

『君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君』感想など

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 

 今回はこちら、

 

 

 『君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君』です!ネタバレ若干あるのでお気をつけを!!

 

 

 

 

 

 

 

 「消えない泡なんてあると思う?」と問われたら、みなさんは何と答えますか?
 記憶なんて、ラムネの泡みたいに朧げでいつか消えてしまうもの。そんな日常のなかに非日常が交ざっても消えないものはあるのだということを感じることが出来たあたたかい物語でした。

 

 そのなかでも好きな場面がありまして、学校内で水鉄砲の撃ち合いするところです。

 最初は主人公と仲良い奴らだけで始まったのに、次第に全校生徒を巻き込んで大事に……。この物語のなかで中々に浮いてる話だと思ったんですけど、

「魔法なんて、きっと特別なことじゃないと思う」

「本当に特別なのは、なんでもない毎日の時間だから」

という作中の台詞からいろいろ考えさせられ、いいなと思いましたね。

 

 

 でも、終盤の流れはちょっと「うーん」と言わざる終えない。前で述べた台詞の中身を広げたものが欲しかった気もしなくはない。好みの問題もあるんでしょうが……。そこらへんのバランスって難しいですね。

 

 「私、実は魔法使いでした! タイムリープさせてたのは私です!」っていうもう1人のヒロイン。

 なんて言うかタイムリープものがめちゃくちゃ嫌いってわけでもないんですけど、魅せ方や構成があともう少し! 夏の青を感じたかった ってなったんだと思います。

 あとは、オビの『号泣必至』。これも意見わかれるところだと思いますが、これで読者を逃してる可能性もありそうです。

 

 

  そんなことを言いましたが、結構読みやすくて、「いいな」って思う文もいくつかあったのは事実です!

 まだ読んでないという方は是非ご自身の目で確かめて見てください!!

 

君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君 - ライトノベル(ラノベ) 神田 夏生/Aちき(電撃文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

それではまたお会いしましょう!!

 

 

『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』再読感想と2巻とかも含めての考察的ななにか。

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 今回はこちら

 

千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2019/06/18
  • メディア: Kindle
 

 

千歳くんはラムネ瓶のなか - ライトノベル(ラノベ) 裕夢/raemz(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

『千歳くんはラムネ瓶のなか』の1巻です!!

いやー。やっと2周目出来ましたので「やばっ!」って思ったこと書いてきます。が、「こんな考えするやつもいるんやな」くらいの軽い気持ちで読んでください。お願いいたします。

 

 

【再読感想】

 たぶんこの物語は誰かを傷つける。そして反対に誰かを救う物語だと思う。4巻までとかこのラノインタビューとか全部通して浅井ラボ先生が仰ってた「無邪気な暴力性」という言葉が少しわかったような気がする。4巻まで読んでから戻ってきて伏線いっぱい! ってなったけど、千歳朔のちぐはぐさというか立ち位置というかなんかあやふやだなって思ったり……。

あと、目新しさはやっぱりそこまで感じないんだよな。

 

 

 

 

 

 

と、感想はこんな感じ。次、考察いきます。乱雑に書いていくので読みにくいと思うけど許して。

 

 

【青海陽】

  青海陽と千歳朔のブランコ勝負した時に、千歳朔は夕闇に一番星を見ます。

 夕闇のなか一番輝いていたから。彼女と彼の見た一番星は違うかもしれない。
でもどうか……彼と彼女が〝一番最初〟に見つけた〝星〟が同じでありますように……。(同じであるはずがないのですけど)

結果は、引き分け。互いに太陽と太陽と思っている。これをどう捉えるか……。他から見たら月でもあるわけで、月と太陽が並ぶとも考えられるけど。それは私たち読者視点だから……。うーん。難しい。

 

 

 

【内田優空と柊夕湖】

「自分の知らない自分を見つけてくれる美少女とは、たいてい恋が始まるもんさ」(P.267)

『第一印象が最悪な美少年とは、たいてい恋が始まるものよ』

 

七瀬悠月と千歳朔の電話越しの会話。指してる相手が違うとしか思えない。

内田優空の千歳朔に対する第一印象は悪かったらしいですからね。本当の優しさって、本人にだけは見えないのだという……それを見つけてくれたのは……。

「私を見つけてくれて」ってのも浮かぶね。

 

 

「その眼鏡もすっかり違和感なくなって、よく似合ってるぞ」(P.354)

 

「美点だと思ったところは素直に伝えるタイプなんだよ」(P.354)

 

「隣を歩いてる女の子が『私なんかに価値はない』みたいこと言い出したら、そんなことないよって言ってあげたくないか?」(P.354)

 

 

 

 この最後の方の山崎健太と千歳朔のやりとり、そういえば内田優空は前は眼鏡だったなと思ったら……あらまぁ繋がってるではありませんか。優空が眼鏡外して「合ってる」もしくは、「この眼鏡の方がいい」的なことを言ったのかな?と。けっこう健太の先に優空を見ちゃうんですよね。で、このやりとりが対照的だなぁと思ったのでした。それと、隣っていえば思いつく人はやっぱり彼女。

 やばいな……結構これはいい線行ってるのでは?(普通にいろんな人も思ってそう)

 

 

 

あとは内田優空の喩えである、アネモネアネモネには毒がある。朔を刺す(物理的にとは言ってない)のであれば優空だろうか。

 「朔くんは誰にでもそういうことするのカナ?」「勘弁しろよ、初めてを捧げた相手はひとりだ」っていう2巻の優空と朔の会話、喩えで使われてるたんぽぽの「別離」という花言葉から……始まるというより、もう終わってるのかもなって思うし、この2人だけで動き出してる感もある。

 

 出会うみんなを背中に乗せていたら、いつの日か一番最初に乗っけた大切なものが転がり落ちてしまうかもしれない。っていう1巻のこれ。優空かな?って思ったりしてるし、夕湖が薄いピンク色のロングニット着ててうわぁーってなった。なぜかと言うと内田優空の色だから。

  「いつかなにかを選んで、何かを捨てる覚悟だけはしておいたほうがいいんじゃない?」っていう水篠の言葉と「朔を殴る時は理不尽に泣かせた時」という海人の言葉。「正気を失ってない限り大丈夫」だという千歳朔。

 1巻の「もしもつぶれたら、夕湖がもう一度息を吹き込んで膨らませてくれるか?」という問いに、「朔はつぶれないよ」と真っ直ぐ信じてる夕湖。でもそれが眩しくて痛い。そして、4巻の「たとえば臆病風に吹かれる夕暮れの河川敷みたいに、とびきり冴えたシチュエーションで」とサックスを吹いてくれという千歳朔に「―――はい任されました。そのときはきっと、誰よりも朔くんの隣にいるから」という優空の言葉。うん。だいたい察してくれただろうかみなさん??

5巻は夏の話。夕湖との夏祭りもありそうだしヤバそう。

なにかが変わる話。誰かはわからない、なにかはわからないけど。

 

 

 

以上、短めでしたが考えたことでした!! 当たってるとかはどうなんでしょうね。ただ考えたり調べるの楽しいんですよ!!では!!

 

 

また、お会いしましょー!!

 

『スパイ教室01』感想的なもの

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 はい! 今回はタイトルにもある通りラブコメではありません!!こちら!!

 

スパイ教室01 《花園》のリリィ - ライトノベル(ラノベ) 竹町/トマリ(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

 

 

『スパイ教室』の1巻についてです!いやー。このラノ2位でしたね。前から買ってはいたのですが(夢語がタイプすぎて)読んでませんでしたのでこれを機に読みました。

 では……少し語ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正直言うとそこまで驚きというか騙された! という感じはありませんでした。だからといってつまらなかったというわけでもありません。なんというか完成度が高すぎで逆にうわーってならなかったのかもしれません。自分でもよく分からないのですがそこまで響きませんでした。

 キャラはこの巻ではそこまで描かれていませんし、なんなら途中で「あれ?」って違和感を覚え、口絵を見返し、PVを見返し……なるほどなってなりました。伏線も所々に散りばめられていてそれを回収していく様も綺麗でしたし、読みやすい文章なのに情報量はしっかりあって日常の場面も面白い……勉強になりました。

 それと、キャラそこまで深く掘り下げられてないのに動いてるんですよね。映像として浮かび上がってくるからそれが上手い。2巻からはもっと各キャラに焦点合わせてくるんだと思うとわくわくしますね。2巻からも合わせてのこのラノ2位なんですもんね。1巻だけなら流石に「は?」って正直思いましたけど。

 ラノベというかこの本だからこその魅せ方はよかったですね。アニメ化したらどうするんだろう? って思いました。

 普段あまりにもファンタジーを読まなすぎてダメですね。反省してます。もう少し視野を広げないとなぁ……と思わされた作品でした。

『小泉花音は自重しない』感想など。

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 

 今回はタイトルにもありますこちら、

 

 

小泉花音は自重しない 美少女助手の甘デレ事情と現代異能事件録 - ライトノベル(ラノベ) 高町京/東西(GA文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

 

 『小泉花音は自重しない』という作品についてです!

 いやー、自分にしては珍しくラブコメじゃないです笑 

早速感想に移りましょー!!

 

 


 端的に言うと、面白かったです!

 『有り得ない』事を『 有り得る』ことにしてしまう存在がいる世界。
 そんな世界のなかはやはり平和とは言い難い。強いひとばかりじゃない世界、だけどそんななかで『守ろうと思う』ものができる。

 その小さくて些細なことかもしれないことがどれほど愛おしくて尊いことか。どれだけ周りに不審がられても一人、ただ一人認めてくれる人がいるだけでここまで強く在れるんだなと心打たれました!
 終盤にかかって引っかかっていた部分も回収され面白さに拍車がかかり、この作品の王道的な部分を盛り上げていたと思います。

  でも、この作品は人を選ぶと思うのです。
 なぜか……"ノリ"がそういうものだなと思ったから。   事実、私もとある人物がいなかったら折れていたかもしれない。だけど、そのとある人物がこの作品を柔らかく読みやすいものにしていたと思います。(読んでくださった方には伝わってると信じて)

 あとは日常の部分とシリアスの部分の落差が結構ある点。でもそこはこの世界を生きる者の背景的にはこうならざるを得ないというか、納得してしまう部分がありました。

 

 

 

 とか書きましたが一番書きたいのは、伝えたいのはそこじゃない!!

 挿絵が面白いなと思ったんです!!主人公視点で描かれてるはずなのにアングルがやや下から上にかけて(上目遣いみたいな)見上げてるような感じになってるんですよね。これわざとなのかな! って終盤の展開を読んで改めてそう思いました。まぁ深読みしすぎなきがするんですけど!!深読みしかしないな!!

 あとは、主人公モノローグだけで終盤まで言葉発しないのは「ほぇー」ってなりました!

 

 1回読んだだけでまだ深く読めてないので他にもいろいろ隠されてると思うので機会があれば読み返そうと思います!(積み本が多すぎるのでいつになるかは不明)

 皆さんも読んでみてください!!

 

 

 

 

『千歳くんはラムネ瓶のなか』と本気で向き合ってみた。

  どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 

 今回もタイトル通りこの作品!

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle
 

千歳くんはラムネ瓶のなか - ライトノベル(ラノベ) 裕夢/Raemz(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 『千歳くんはラムネ瓶のなか』についてです!

  じゃあ何について考察したのか……

 それは5巻刊行についての岩浅さんのツイートとラフイラスト、「何かある!」と私とフォロワーさんで話してたことを見ての裕夢先生のリプについてです!!

 

 千歳くんはラムネ瓶のなか 5は春

に発売予定だという。

 

 

 なぜ春に発売なんでしょうか?

 これまでの刊行ペースから考えると、1〜2月になるのが妥当です。裕夢先生本人は『このラノ』の影響で刊行ペースが乱された、1文字もまだ書いていないとおっしゃっていたのですが、果たしてそうなのでしょうか?
 チラムネが『このラノ2021』でランクインする可能性はもとから高かったと思います。さらに、4巻の盛り上がりからみても、昨年より順位が上がる事は容易に予想できます。
 そうなると、5巻の刊行はなるべく早い方が良いんです。担当の岩浅さんがそれを理解していないはずがない!

 

 ここで、いくつかの考え方があります。 

 1.裕夢先生が何らかの理由で書けなくなった。
 2.マジで一文字も書いていない。
 3.あえて、春に出す決断をした。

 

 1については、まずあり得ないと思います。

  raemzさんが他作品を受け持っている以上、刊行できるかどうか分からない状況で仕事を依頼する事は考えられないからです。

 なので、裕夢先生は健康で、バリバリ書ける!

 2についても、可能性は低い。裕夢先生がプロである以上、続刊を書かなくてはならない。仮に書かないという選択肢があったとしても、岩浅さんがそのような状況を2ヶ月も黙認するでしょうか?
 答えはノー、絶対に書かせるはずです。つまり、本当は3の、『あえて、春に出す決断をした』なんです。

 では、なぜ春にしたのか。
 2冊同時刊行、もしくは、2ヶ月連続刊行を考えているからだと予想しています。
 9月から動き出していたとしたら、約6ヶ月。二冊刊行は厳しいように思えますが、『5巻』と『短編集+過去のSS集』なら可能です。(SSつき特装版とかなら最高)
 また裕夢先生は、何らかの形で過去のSSを読めるようにしたい。とおっしゃっていたので、世に出回ることは十分あり得ます。

 

 ここで、視点を変えてみます。
 
 ガガガ文庫を牽引してきた俺ガイル・妹さえが完結し、コロナが直撃。
 さらに、俺ツイも完結します。正直、とても苦しい状況です。

 友崎くんがアニメ化を控えていますが、一作品でこの三作品の穴を埋めるのは『このラノ』5年連続TOP10入りの友崎くんといえども、さすがに難しいと思います。(日南なら本気で目指してくれそうですが)
 そこで友崎くんと共にガガガを背負う(言い過ぎ感)のが、最近グッズ展開されたあの作品、そして、このラノでランキング入りしたあのラブコメ2作品と、空戦ファンタジーです。(ほかにもたくさんあると思いますが)
 それは、しおおま、チラムネ、がのラブ、プロペラオペラです。

 チラムネに関しては、しおあまと同じく、グッズ展開もされてますしね。

 これらのことを考えると、なぜチラムネの刊行が春になったのかが見えてくると思います。
 春は新生活が始まる時期です。企業としては、新一年生に向けてプロモーションを行うには絶好のタイミングなんです。

 つまり、『このラノ』の結果に関係なく、刊行は春に決まっていた。
 そして、raemzさんのカバーラフが上がってきていることから、既に何らかの作品が出来上がりつつある。
 こう考えることもできると思います。

 

 どうでしょうか?当たってたらヤバいですよね。

 

 P.S. ラブコメ、ファンタジー共に盛り上がれば、全国の書店がガガガブルーに染まる日も近いです。
 今こそ、ガガガ文庫一致団結の時です!

 

 

 

以下、紹介させていただいた作品載せておきます。

 

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)
 

 

 

 

妹さえいればいい。14 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。14 (ガガガ文庫)

 

 

 

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

 

結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)

 

プロペラオペラ 2 (ガガガ文庫)

『結婚が前提のラブコメ 3』がヤバい。

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 

 タイトル通り今回はこの作品!!

 

結婚が前提のラブコメ (3)

結婚が前提のラブコメ (3)

 

 『結婚が前提のラブコメ』 

 3巻のお話になります。

 

 


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  表紙、あらすじからもわかるように"葉桜牡丹"回のようです。だからなんだと、見ればわかるよと。私が言いたいのはそこでありそこではないのです。

 名前に着目してみると面白いことが見えてくる……そんな気がするのです。

 

 葉桜牡丹

 

 まずは、葉桜

 調べてるみるとなかなか面白いものです。

 

 桜の花が散り、新しい葉が出始めた頃から完全に花が散り、緑一色になった桜の木

 

 と出てきます。葉が生い茂っている時期を全て葉桜とは呼ばないようで、俳句の季語でもよく使われるものです。花が散ってしまったなぁという惜しむ思いと、若葉の美しさを愛でる思い、2つの思いが交錯する季語。

 

 次は、牡丹

 

「牡丹」の花言葉をご存知ですか?

 

「風格あるふるまい」「王者の風格」「富貴」「高貴」「壮麗」

 

 などがあります。圧倒的存在感があり、百花の王とも呼ばれたりする牡丹。それは古代中国の方から日本に伝わってきたようなのですが、英語(西洋)の方の花言葉も印象的なんです。

 

「bashfulness(恥じらい、はにかみ)」「compassion(思いやり)」

 

 東洋と西洋では捉え方、感じ方が違うということがわかりました。それと同時に名字と名前が持つ2つの想いと3巻のテーマにでもなる部分が重なっている気がして「うわあああああああ! ふけぇえええええ!深すぎるよ!」ってなってしまったよってお話でした。

 

 

 最後に、「葉牡丹」というものもあると知りました。

 

 花言葉は、「祝福」「愛を包む」

 

 あぁ…… いろいろとまた考えちゃうな。

 

 なーんてね☆

 発売が楽しみですね! 読んだら感想とか書くと思うのでその時はまたよろしくお願いします!

 ではまた!

 

 

 

 

 

『千歳くんはラムネ瓶のなか 4』感想と考察的なもの。それと特典ssについて。

 夏、好きですか?

 

 

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 いやー。お久しぶりです。

 え?  夏が終わった?  いやいやいや、夏はこれからさ!!

 

 

千歳くんはラムネ瓶のなか (4) (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか (4) (ガガガ文庫)

  • 作者:裕夢
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫
 

 

【最新刊】千歳くんはラムネ瓶のなか 4 - ライトノベル(ラノベ) 裕夢/Raemz(ガガガ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

 ということで!『千歳くんはラムネ瓶のなか』の4巻目です!!

 

 エモめの夏が来ました。そして、チラムネが夏を終わらせてくれませんでした。とにかくクサい臭い泥臭い!!

 

 いやー、脚だけ最初イラスト載せられたの覚えてますか皆さん? 最高でしたね!「あっ、もうこれ陽やん」ってなりましたよね。チラムネの〝脚〟担当といえば青海陽ですからね←

  ラムネ瓶の持ち方も陽ッ!!って感じがして、2巻の七瀬悠月が着崩してるのに対して陽は着てるっていうのがこれまた熱い。

 

 っと、そろそろ話を進めねば……。語ります。まぁ他の方も思ってることをベラベラ長々と語ると思います。違ったとしても「なんかこいつ語ってんな」ってスルーしていただけると助かりますし、皆さんが感じたことを自分は感じてないかもしれません。深く読むことも作者の意図を考えるのも得意ではありませんが、好きではありますので「こいつこの作品好きなんだなぁ」ってあたたかい目で見てやってください。

 

 ・【プロローグとエピローグ】

・【言葉とかあぞひとか】

・【つながり、そして伏線回収。青海陽乙女覚醒】

・【あの日見た君の優しい笑顔とやけに眩しかった茜色の空】

・【コミカライズ版のss】

・【アニメイト特典ss】

・【メロンブックス特典ss】

・【とらのあな特典ss】

・【ゲーマーズ特典ss】

 

 

 

 

【プロローグとエピローグ】

  はい。プロローグから無理でした。大好きだぜ放課後の体育館。

 

 ふつうに対照的だなぁと思いました。でもこれ私の考え的に、青海陽は太陽と肩を並べて隣を走りたいんだなとは思う…… 思うけど!! たしかに『幻日』というものがあるくらい太陽がふたつとかはおかしいとは思わない、思わないんだけど。でもそれは大気光学現象でしかなく本物か?と言われればちょっと違うのかな?って思う。

 しかし、太陽系には恒星が1つしかありませんが、宇宙の恒星の多くは2つ以上で一緒に生まれ、互いの周りを回る『連星』になってるんだそう。だからおかしくもないのかなとも思ったりしちゃったりなんかして……。

 青海陽は太陽に手を伸ばそうとしてるのに、千歳朔が想ってるのは『月』だよなぁっても考えて、交わることはないのかな?って不穏な香りしかしなくてヤバいです。

 

 

 

【言葉とかあぞひとか】

  裕夢先生ほんとに創作を楽しんでるなって思う。遊んでるとこ遊んでるのにしっかり決めるとこしっかり決めるんだもん。すぽこーんってはまって、いままでが全部ひとつなぎになるっていうチラムネ。

 

 文字間隔とか、行間とかあえてひらがなとか『!?』と『?!』の使い分けとか。色々あると思う。『?!』に関してはそのキャラの素直な言葉なのかな?っては思いました。たぶん違うけど。

 

 言葉に『意味』が『力』があるのだということを信じている裕夢先生だからこその『千歳くんはラムネ瓶のなか』なんだなって改めて思いました。

 

 

 

 

【つながり、そして伏線回収。青海陽乙女覚醒】

 

は? ってなりますよね笑 自分も書いてて思いました。でもこれ、自分の勘違いで妄想でもいいからとにかくヤバいなって1巻の時から散々話してることが回収されていく様に見えてきたものにグッと来るものがありましたので書きたいと思います。

 

 まるでお祭りの黒い出目金みたいだな、と唐突に思う。(途中省略)―――やっぱりどこまでも不器用で不格好なんだよな。(千歳くんはラムネ瓶のなか 4 P.245~246より)

 

 

「もう青海さんのなかにあるんじゃないかな?」(千歳くんはラムネ瓶のなか 3 P.318より)

 

「じゃあ千歳と朔」(千歳くんはラムネ瓶のなか 2 P.200より)

 

 

陽の相手は簡単なようで難しい。まるで、夏祭りの金魚すくいで、他には触れず黒い出目金だけをとれと言われているようだ。(千歳くんはラムネ瓶のなか P.251)

 

 

 

 1巻からつながっていたんです。ヤバくないですか? ずっとチラムネ発売当初から気になっていたこと、なぜ青海陽を〝黒出目金〟と喩えたのかという謎が明かされました。2巻は七瀬悠月との祭りデートのときに、3巻は西野明日風に訊ねたときに。

 そしてここでついに回収!! 

 3巻なんで? ってなるかもしれませんがここにきて2巻が刺さるんですよね。がむしゃらな男の子の部分とヒーローの部分。それをあなたは知ってるんじゃない?見えてるんでしょ? と明日姉は言いたかったのかな? と。ヒトの話なのに別の生き物で喩えるところは痺れました。

 

あー!!  熱い!! アツい!!

 

 

 

【あの日見た君の優しい笑顔と、やけに眩しかった茜色の空】

 

 これはやばい。4巻でこのヤバさなのにこっからどうなるの?って不安になる。怖い。

 

 特別(トクベツ)と普通(あたりまえ)。

 対照的なこの2人も(違うかもしれない)しっかりと出番ないのかな?って思ってたらガッツリ書かれていましたね。

 特別に憧れ?を抱いていた誰かさんをあたりまえのように見つけた彼。特別に扱われてきた誰かさんとあたりまえのように、普通に関わってくれた彼。

  七瀬悠月を前にして千歳朔が思い浮かべていた相手……。おまえ、七瀬の前で誰のこと考えてる?

 

 あまりごちゃごちゃ言うとわけわからなくなってくるので楽しみにしてよう。

 浅野海人も関わってくるのかな? 1巻から意味深なところあったし!

 

 気になる方はssも読みましょう!!

 

 

 

 

いろいろ他にも伏線的なところ、回収してるところはありますが私がイチバン言いたいことだけピックアップしてみました!いかがでしたでしょうか?

「こんな考えするやつもいるんだな」程度に思っていただければ幸いです!!

 

 あの子って去年の夏休みにグラウンドで彼のことを見てたんですよね……。今年も……?

 

 

 

以上! 『千歳くんはラムネ瓶のなか 4』についてでした!

以下、特典ssについて大雑把に書きますので興味ある方は読んでね☆

 

 

 

 

 

【コミカライズ版のss】

 「これ漫画買った人優勝じゃね?」と率直に言えばそう思いました。優勝です。

 ガッツリ4巻につながってますというか、次にもつながってる絶対。

 

 読んで。買ってない人買って。損しないから。

 

千歳朔くんと優しい誰かさんのちっちゃなお話です。

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 1巻 - マンガ(漫画) 裕夢/ボブキャ/Raemz(ガンガンコミックスUP!):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

 

アニメイト特典ss】

  4巻バスケ試合のときの悠月視点のお話。

 悠月だなって思った。いい月だなって思った。

 

 

 

 

 

メロンブックス特典ss】

 ちいさなことだけど、一歩前に踏み出しただけなのかもしれないけど。誰かから見たら些細なことなのかもしれないれど。

 そういう出会いって、いいなって思う。 

 ふたりとひとりのお話。

 

 

 

 

 

とらのあな特典ss】

 陽ッ!!陽ぅううううううううううううう!! ってなると思ったら……まさかのあの子が。やばいです。

 これもつながってます。

 

 

ゲーマーズ特典ss】

  これは明日姉推し悶絶必至。

 ゆるゆるの涙腺が刺激されたされすぎた。
 眩しいね太陽は…… 熱すぎて困っちゃうよね。この2人のやりとりがグサグサ刺さってもう無理。

 最後の願いが叶うのか。
 見届けずにはいられない。

 

 

 はい! これでほんとに終わりました〜。

 いろいろと生きていく中でいろんなことがありました。挫折とかいろいろ……。いま思えば私も野球かじったことがあるのですが……うん。周りのせいにしてたかもな。なんで?ってことがあったけど、ただ自分に足りないものが多すぎただけなのに。

 たぶんこれからもいろいろあると思います。「よし!  こうなろう! 頑張ります!」と胸を張っては言いません。たぶん、またどこかで足踏みして止まるんだと思います自分は。ダメだとわかってます。でも、そうなったとき思い出そうと思います。大好きなこの作品を。そして少しでも昨日の自分に勝てるように。

 

 いやー。感想とか見てて「言葉に頼りすぎ、展開で魅せなきゃダメでしょ」っていう言葉なども多くあっていろいろと思ったんですけど……。

 言葉を信じてる裕夢先生を私は信じています。最高なんだよな!!

 

 愛してるぜ、チラムネ。

 

 

 

夏もいいな、と思う。

 

太陽もいいな、ってそう思った。