みうみんのラノベ(深読み)屋さん

基本的に読んだラノベについて感想などを記録の意味も込めて書こうかなと。深読みもする。

『結婚が前提のラブコメ 3』について少し語らせてくれ。

 あなたは、なにか壁にぶち当たった時どうしていますか?

 

 

 どうも! ラブコメに恋をしたみうみんです!

 今回はこの作品

 

結婚が前提のラブコメ 3 (ガガガ文庫)

結婚が前提のラブコメ 3 (ガガガ文庫)

 

 

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 『結婚が前提のラブコメ 3』です!!

 

 書こう書こうと思ってなかなか書けずにいました。今更だと思いますが感想というか思ったこと、気づいたことなど少しだけ語らせてください。

 

  今巻は「仕事」「結婚」という身近な問題がテーマでした。今巻からぎゅっとこの作品との距離が近づいた感じがします。

 このふたつだけじゃなくても誰しもが〝選択〟というものを強いられる時があると思います。そんな私たちにも寄り添ってくれるあたたかい話でしたね。

 

 

 と、こんなことを言ったけどもうひとつの裏テーマと言うべきものが……。

 あとがきでもあったとおり〝相談〟です。人間ひとりではなかなか生きづらい。誰かがいてくれるから、なにかがあってくれるから強くあれたりするものですよね。そしてこの作品の彼ら彼女らもその一人。プロローグでは結衣が玉置に相談します。この玉置の職業が坊主ってのも効いてますよね。自分的にはそう思うのですがどうでしょう? カレンはマリア、で、縁太郎、牡丹は相談する相手がいなかった……いや、本当はすぐ近くにいたんです。縁太郎には彼女たちが、牡丹には駿河野が、立華さんが編集者が……。

 もうひとつ、牡丹は1巻の時からSOSでもないですが、ストレスを感じていたり、溜め込んでいるのではないのか? と思われる描写がありました。カーペットをむしるというものです。そこでは牡丹を子犬と喩えていることからも伺えるのではないでしょうか。そこを縁太郎はあまり気づけなかったというすれ違いもあって思わず息が漏れました。

 あとは、別に相談する人が縋るものがでなくてもいいと思います。牡丹が書いたのように、いつか読んで言葉に涙したあのでも、勇気をもらった音楽でも。昨日の自分よりも少しでも強く優しくあれるように、前を向けるように。

 

 

 

 

 話はがらっと変わって、表紙の牡丹が着ている着物は「牡丹」で、外の花は「水仙」でいいんですかね?

 だとすれば、

黄色の水仙花言葉は「私のもとへ帰って」
ラッパスイセンであれば「尊敬」「報われぬ恋」

 といわれています。

 

 なんかすごくうわー!! ってなりました、というお話でした。

 

 

 

 最後に、この作品巻を重ねるごとに読みやすくなってません? 言葉が文章がすっと入ってくるんですよね。

 

以上! 4巻が楽しみですね!! またお会いしましょう!!